第4章 秘密
西谷side(久々な気が…)
遥音が落ち着いた所で
西「そろそろ帰るぞ、遅いといけないからな。」
『あ、はい。』
そう言って遥音の手を引いて、立ち上がった。
すると、遥音が俺に
『あの…袖握ってていいですか?』
と、言ってきた。俺は笑顔で
西「おう!どんとこい!」
そう言ってあげた。
帰り道。
俺は袖を掴む遥音の手をそっと包み込むように
握っていた。そっちの方が落ち着くと思ったから。
すると、遥音が突然立ち止まり
『あのっ、今日はありがとうございました。』
と、優しく微笑んで言った。
西「…っ///おう!いつでも言えよ!俺が護る!」
『えっ///あ、ありがとうございます!』
西「やっぱり、お前は笑顔が可愛いぞ!」
そういうと遥音は照れていた。
そのまま家に着き、彼女とは別れた。
そして1人で歩く帰り道。
西「俺、あいつにベタ惚れなんだな。」
誰にも聞こえない声で
星空に向かって言った。