第2章 2人
西谷side
遥音と色々なことを話しながら学校へ向かう。
本当に遥音との会話は飽きない。
気まずい雰囲気になる事もなく、
適度な距離感を保つ事ができる。
…お前は本当にいいやつだな。
何て言葉は心の奥に隠した。
もうすぐで学校に着くころ、
遥音が口を開いた。
『なんで昨日体育館で怒鳴ってたんですか?』
まだきにしてたのかよ。
西「今烏野のエースと色々あってな。
驚いたよな。すまん。」
そう言うと、遥音は笑顔で
『そうですか…私もマネージャーなんですし、
いつでも頼って下さいね!』
その笑顔が凄く眩しく見えた。
思わず抱きしめそうなのを押し殺し、
おれも笑顔で笑ってみせた。