第2章 2人
続けて西谷side
その日の部活前
俺は京香を呼んで部室へ向かった。
今日の朝、毎日こうすると決めた。
心底嬉しかった。
そんな事を思いながら廊下を歩いてると
遥音が幸せそうにお菓子を食べていた。
西「それなんだ?うまいのか?」
『ピ○レグミです!美味しいですよ!』
とか言いながら袋を出してほうばっている。
西「…学校の中だっつーの。」
そう言って軽くチョップをくらわせた。
遥音は笑いながら『食べます?』
なんて言ってきた。
そう言って差し出したのは
レモン味のピ○レグミなわけで、
断る理由もみつからず、受け取って口に入れた。
…酸っぱいな
それでも微かに甘味が出てくる。
なんとも癖になりそうなグミだった。
『なんかこのグミって、恋に似てますよね。』
いきなり何を言い出すと思ったらそんな事か。
俺は馬鹿にしたように言った。
西「お前もそんな風に言うんだなww」
『失敬な!私だって女なんですから!』
そんなやりとりをしてると部室まで着いた。
そんなやりとりを見た龍が泣きながら
田「ノヤっさん…!!!いつのまにっ!!」
なんて言われたけど。
恋かぁ。
悪くもねぇな。