第2章 2人
夢主side
私が西谷先輩の前で大泣きした翌日。
朝からインターフォンがなる。
『…はーい。誰ですか?』
西「おはよう!俺俺!夕!」
昨日の先輩の言葉を思い出す。
そういえば毎日来るって言ってたな汗
準備は出来てるけど、いざとなると気まずい。
そう思いながらもドアを開けると、
西「おう!遥音!昨日ぶりだな!」
なんて、アホな事言ってる。
昨日の事、気にしてないのだろうか。
『昨日ぶりって…何年生なんですか?』
西「なんだとっ!!?俺は元気な高2だぞ!」
そんな先輩が少し羨ましかったりする。
昨日のように2人並んで歩く。
2回目だけど、まだ慣れない。
それに朝に2人で学校へ行くのは初めてだ。
西「なぁ、遥音。」
『は、はひっ!?(嚙んだ笑)』
西「なんだその返事、何才児かよwww」
『むぅっ…』 西「仕返し~」
先輩といると話す話題に困らない。
先輩といるだけで、凄く気分が晴れる。
この時間が終わらなければいいのにな。
そんな事は言えるはずも無かった。