第1章 ✡プロローグ ~運命的なシチュエーション⁉︎~
ふと後ろを振り返ると、フェンスの向こうに少年を発見した。
「はっ..はぁ...っはぁ.....」
吐息が足音がワタシの方に近づいた。
暗くてよく見えないけど微かに見えたのは、
校庭を息を切らして走る少年の姿。
汗が夕日に照らせれてキラキラ零れ落ちる。
ワタシはその綺麗な光景に一瞬で目を奪われた。
しばらくその少年に魅入ってしまった。
ちょっとした興味本位でさらに一歩一歩近づくと、
見覚えのあるシルエットが写った。
(確か、同じクラスの仲...島くん?)