第2章 ✡〜好きな人が出来ました〜
凛音は「やれやれ」といって一息吐くと、容赦ない言葉を飛ばしてくる。
「そんなんじゃいつまで経っても彼氏できないよ⁉︎」
そう言って、人差し指をずいッとワタシの目の前に差し出してきた。
・・・まさに、とどめの一撃。
ぐさりと心臓に突き刺さる音がした。
うぅ.....どうせワタシは引っ込み思案な意気地なしですよ。
でもね"恋愛"と"憧れ"は恋心は別物で、全く違う気がするのだけれど...。
そんな事思うのはワタシだけ?
「.....はぃ」ワタシは渋々弱々しい声で返事をした。
「いい?グミはそんなんだから彼氏いない歴=年齢なん…」