第2章 ✡〜好きな人が出来ました〜
ワタシの顔はみるみる真っ赤に染まる。
「おやおや〜図星かなぁ?」
「凛音〜💦あ、ワタシは別に...ちょっとカッコイイなぁって思っただけで、そのっ...」
「んもー、焦れったい〜‼︎スキなんでしょ?」納得のいかない様な表情でワタシを見つめ返した。
真っ直ぐなその瞳を直視出来なくて、
思わず目を逸らした。
「まぁいいや。そうと決まったら告白だよ⁉︎」
目をさらにキラキラして無理矢理視線を合わせようとする。
「ど、どう何が決まったの⁉︎ワタシは見る専門で…あ、告白するキャラでもないし...」
こういう時って、次々と言い訳が浮かんでくるもんだなぁ...。
我ながら嘘がド下手だ。
唐突の提案に戸惑いを隠せなかった。