第7章 大好きな君。
単純に、すごく単純に。
僕は君が好きだ。
あの日たまたま会った時から、なんとなく君の周りに感じられる空気みたいなのが好きで、それを少しづつ少しづつ僕の中に取り入れながら、君を溶かしてきた。
いろんな同じがあった。
好き食べ物、好きな景色、好きな音楽
いろんな同じを増やした。
見た景色、食べたもの、その場の空気
いろんな交換があった。
言葉、感じ方、温度
僕と君は少しづつお互いをお互いの中で解け合わせて行った。
それがたまらなく、そんな過程がたまらなく
僕は君が好きになった。
もうきっと離すことはできない。
そんなことが想像できない。
そのぐらい、君は僕の中に深く染み込んでいる。
君がたまらなく好きだ。
どうしようもないぐらい。
君が好きだ。