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短い話。

第4章 僕と私の話 2


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「僕と私の話 1」と書き方は同じで、登場人物は違います。

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「だーかーらー。お前は抱え込みすぎなんだよ。アホッ」

(ポカン)

「泣きそうになるまで貯めるなよ。辛かったらすぐ言えっていってんだろ」

『でも…』

「迷惑とか、嫌がられるとか、そういうの考えるなよ。俺はお前の隣にいたい」

『…』

「お前は、俺が離れる時のことしか考えてねーだろ。
一人でいつもできるように、なんとかできるようにって、必死になって頑張って、馬鹿か」

「あーもー。
頼れよ。そばにいんだから。」

『ごめん。なさい。』

「お前がそうやってボロボロになるまで戦って、そういうの辛いんだよ。お前が壊れちゃいそうで、触れていいのかもわかんねーしよ。」

『君は、やさしいから。私、君がいないとダメになっちゃいそうなんだよ…。そうなったら怖くて』

「なれよ。そうなれよ。
お前が俺のそばから離れられないようになればいいんだよ。お前は。そうなればいいんだ。」

『それ本気?』

「本気だよ」
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