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ハイキュー 〜約束を果たすまで〜

第7章 コート上の王様


「そっかぁ、詠流もバレー部だったのかぁ。」
山口は、どこか嬉しそうに何度も繰り返すが対して月島は興味がないのだろう。
体育館から出て、ヘッドホンをつけたままであった。
「まぁな。やらなければならないこと、約束を守れるよう頑張りたいんだ。」
外灯に照らされた道を、三人はゆっくりと歩いていく。
「そういえば、山口君と月島君は結構長い付き合いなのか?」
「まぁねぇー。小学校ぐらいから、一緒だったんだ。詠流は、小学校の時から付き合いのある人とかいないの?」
無邪気に笑いながら、山口は依流に質問をしてくる。
「小学はーー。」
ーあれ、そのころ私なにをしていたんだっけ。全く思い出せない…。ー
どう山口に答えようかと、依流が頭を悩ませていた時。
ぽーん、音を立てバレーボールが月明かりに照らされた。
その明かりの下、翔陽と飛雄は半袖で練習をしていた。
今まで何の話をしても興味を示さなかった月島が、ヘッドホンを外し口角を一瞬あげた。
おもむろに近づき、翔陽の方へ飛んできたボールを片手でキャッチした。
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