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ハイキュー 〜約束を果たすまで〜

第7章 コート上の王様


陽は沈み、部活は終了し2・3年生だけとなった。
なんとも嫌そうな表情を浮かべ、田中は呟いた。
「けっ!なぁ〜んか、気に入らねーな。さっきの新一年。」
「お前、初対面の奴大体気に入らないじゃん。あれだろ?そういう、習性だろ。」
ストレッチをしながら、菅原は考え事をしていた。
長身の月島と山口は、確実にバレー経験者である。
そこに、下手ではあるが未知数の詠流が加わるのだ。
「予想以上のチームに、なりそうだなぁ。明日、大丈夫か?」
「だ、大丈夫ですよ。俺だって、入るんすからっ!」
確かに、経験者の田中がいることは大いに有利であろう。
今まで何度か感じていたいた疑問。
「影山ってさ、な〜んか中学ん時より大人しくない?」
菅原のみが、疑問に感じていたことなのだろうか。
田中は、心当たりがないようだ。
「中学の時はもっとこう…。絶対的自信を、持っていたというか破天荒というかー。」
どちらにせよ、質問する相手を間違えたと言ってから気づいた。
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