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ハイキュー 〜約束を果たすまで〜

第7章 コート上の王様


「なんだ、知り合いなのか?」
澤村は、依流達の反応をみて声をかける。
「はい、同じクラスで…。」
「そうか、今から入部の一年を紹介するー。」
一通り自己紹介を終え、依流にとってもう一つの本題へと話は移る。
「明日、他の一年と試合してもらう。三対三だ。それで、相手のチームに田中が入っているんだが…。こっちはどうする?一年三人だときついか?」
澤村の質問に、月島があっさりと答えた。
「別に、勝敗にこだわりなんで。この、チビが入ってもかまわないですよ。」
「えっ…!」
そんな思わぬ一言に、動揺してしまう。
「そうか、いざとなったらメンバー交代してもいいからな。」
こうして、試合に参加することが決まってしまったのであった。
それから、軽くチームを組んで練習をした。
ーうわぁ、やっぱりおっきい。ー
隣に並ばれて、改めて感じる身長差がほんのすこしだけ悲しくなった。
それから練習中、月島には冷たい言葉を浴びせられた。
心が折れそうになるたび、山口は月島に気づかれないよう時折フォローする。
なんとも、ギクシャクした練習となった。
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