• テキストサイズ

ハイキュー 〜約束を果たすまで〜

第4章 烏野高校排球部


「いやぁ、まさか北川第一のセッターが烏野にねぇ〜。」
澤村は、入部届けをぴらぴらとさせながら言う。
「でも、ぜってぇ!ナマイキっすよそいつ!」
田中は、顔をしかめ威嚇するように睨む。
それを察したのであろう、澤村は先手を打つ。
「またお前…。誰彼構わず威嚇すんのやめろよ?」
「そっそんなことしませんよ俺っ!」
体育館に続々と入ると、バレーシューズがキュッと音を鳴らす。
飛雄は、先輩に気づいたのであろちわすと挨拶をする。
「よく来たなぁ!」
「おぉ…、去年より育ってる…。」
「最初が、肝心っすスガさん!一年坊に三年生の威厳てやつ”ガッ!”っといったって下さい‼︎」
三者三様の反応をしているが、彼らはもう一人の存在に気づいてはいなかった。
遅れて入ってきた依流は、その彼に気づき軽く会釈をした。
「田中、その顔やめろっ!」
そんなやりとりの中、気付かれていない翔陽はそわそわし始めた。


/ 60ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp