第3章 疲労熱注意報(空閑遊真)
「いい?ちゃんと寝てなくちゃダメだよ?任務になんか行ったら、俺怒るからね」
あたしを自分のベッドに寝かせ、空閑は学校へと向かった。
しかも、監視役にちびレプリカを置いて。
そんなに気を遣わなくてもいいのに……と思いつつ、体を起こした。
『名前、どこへ行くのだ?』
「瞬間移動で本部に。任務には行かねーけど、誰かに今日来れねーって伝えるくらいはいいだろ?」
瞬間移動くらいじゃあたしは倒れねーよとちびレプリカに言い、あたしは本部に飛んだ。
ついでに、「空閑には絶対言うなよ」とお灸を据えて。