第1章 お留守番(ヒイロ)
「つまりどういうことだってばよ」
「それも特殊な用語か?」
「うん。ナルトスのな」
「ナルトス………?」
知らない方とヒイロごめんなさい(orz
興味のある人はググってみてね!(簡単に言うと、NARUTOのファンサイトさ)
「まぁいい。要するに、お前も 素直なまま他人と接する事を避けている気がするという事だ」
ヒイロは、真剣な表情であたしを見つめていた。
まぁ、何となく分かる。
つーか、むしろ心配かけちゃったなと、申し訳ねー気持ちだ。
とりあえず、あたしは窓を見ながら呟いた。
「前よりはマシになったよ?スカイがいて、みんながいて………楽しい時間が増えた。スカイのおかげで、みんなと一緒にいてもいいんだと思えた。だけど………」
少し、あたしの声が震えていた。
心のどこかで、認めたくないと思っているんだ。
でも、自分の気持ちに向き合わないのは、一番やっちゃいけない事だ。
あたしは、軽く呼吸を整えて、ヒイロに向かった。
「だけど、どっかで感じるんだ。あたしがここにいない気がして、みんながここにいるのに、とてつもなく遠い気がして。それで、あたしは手を伸ばしかける。でも、途中でやめちゃうんだ。やっぱり、あたしはみんなといるべきじゃねーって。何でだろうな………。みんなと一緒にいたいのに、いるべきじゃねーって思っちゃうんだ」