第4章 憧れた人(ルナマリア)
この前聞いた話もヤバかった。
ステラがアークエンジェルの天使湯に入るから、その間に俺も男湯に入って部屋でゆっくりする事になった時だ。
まぁ、アークエンジェルは俺の敵だった戦艦な訳で。
そんな戦艦の風呂に長く浸かるつもりもなく、俺は早く上がって部屋でステラを待っていた。
はずだったけど、俺の部屋にはもうステラがいた。
「え、ステラ、もう上がったの?ゆっくり浸かっても良かったのに」
俺がそう言うと、ステラが首をふって俺を見つめた。
その時俺はドキってしたけど、ステラの放った言葉で、俺の理性が飛ばずに済んだどころか怒りに達してしまった。
「ステラより先にルナと名前がいてね、ルナが名前にベッタリだったの。ステラ、何だか居づらくなって、早く上がっちゃったんだ」
「あの人に何してんだルナはぁぁぁぁぁ!!!」
あと、俺のステラに変なもの見せんなぁぁぁぁぁ!!!