• テキストサイズ


第7章 夕焼け空を見上げて






薬の匂い…





『……ん…』



「気付かれましたか?今綱手様をお呼びしますね」




目が覚めると看護師がいて、この場所が病院だとゆうことに気づいた



私は……





ガラガラ



「晴、目が覚めたか…急に倒れたと紅から連絡をもらったんだ」


『…申し訳ありません…まだ疲れが抜けないみたいで…』



はは、と笑っては見るが綱手の鋭い視線に耐えきれず俯いてしまう



「…術のせい…ではないのか?」



全て知られている


そう思うと身体の力が抜けていくのを感じた



「身体を調べさせてもらったよ…」




走晴は自らの血経限界の術について詳しく話すことを躊躇っていた、それは自身が未熟なばかりに皆を不安にさせてしまうことを恐れていたから



しかしそう思って独りで背負い込んだ結果がこれだった…



晴は観念し、全て話すことを決めた






『……黙っていて、すみません…』






────────────







「…と言うわけだ」




晴の身体は術によってこの里に縛られている状態である


里から出ることは出来ず、死ぬまで結界を維持しなくてはならない…





結界維持…




そのために術者は自らのチャクラを結界に注ぎ続けなくてはならないのである




「…微量ではあるが晴はチャクラを常を放出し続けている状態…少しでもチャクラが乱れれば、今回のようなことになる…」




上層部が集まる中、綱手は晴の容態についてのべた




「日常生活は問題ないと思い退院させたが、甘かった…今回のことは私の責任だ…晴はもう暫く退院させ様子を見よう…」


「確かに、あの結界を維持するためには繊細なチャクラコントロールが必要じゃ……再び退院させて大丈夫なのか?」


「どうゆうことだ…」


「万が一のことが無いとも限らん!里の監視下に置く必要があるかもしれな…」



「オイ!入院させると言って一生閉じ込めておくくつもりか?!里のためと言われればあいつは必ず受け入れる、だがもう十分じゃないか!あいつは十分里の為に「落ち着け、綱手」

「里のため、やむ終えんこともある…」


「…っ…」



「火影の意見を仰ごう…カカシ、お前はどう考える…」





───────────


/ 48ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp