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第2章 雲一つなく晴






シカマルが帰った後もカカシはアスマの名が刻まれた墓石の前に佇んでいた





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「なぁ、アスマ…知ってたか?」




俺が晴のことを仲間以上に大切に想ってるって…








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カカシが暗部に配属されてすぐにチームを組んだのが彼女、晴だった




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「今回の任務は俺を隊長にカカシと晴のスリーマンセルでいく!二人は初対面か、では挨拶くらいしておけ」


任務を円滑に進めるためにも仲間との交流は大切であるし、チームワークを乱さないため仲良くしておきたいところだな…













「俺の名ははたけカカシ、まだここに配属されて間もない…隊長や仲間の足を引っ張らないよう頑張ります」




カカシは師の教えを、仲間の教えを、心に刻み、仲間との信頼、チームワークを何より大切に思っていた







だが、








『私は天宮晴、隊長…こいつがへました時は私がフォローするんで大丈夫です…』







…………ピキッ





何だこいつっ!
人が下手に出れば舐めやがって!!





『「……」』





隣で見ていた隊長は険悪な雰囲気の二人をなだめ、くぎを差す





「…はぁ…兎に角トラブルは起こすなよ、二人とも!」





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第一印象は最悪


口は悪いし態度もでかいし



正直、俺は彼女が嫌いだった


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