第1章 ■1
横「そらどこ行ってたん!」
『あ、ごめんごめん人多すぎて…』
横「まあいいや。…私たち同じクラスやで!!」
『ほんま?!やった!!』
無事里奈と同じクラスになれた。
嬉しいけど、私の頭の中はさっきの彼。
「小瀧君」が気になっていた。
私たちはA組らしい。
二人でA組に向かっている途中だった。
A組に人だかりができていた……
『え、なに……?』
こんな状況始めて見た私はビックリしていた
横「多分"彼ら"も同じクラスやからやろ…」
『彼ら…?』
頭に?をつけたまま里奈が女の子の群れを掻き分けクラスに向かう。
それを私は離れないようにとくっつきながら入った。
クラスの中心には背の高い男の子。
その周りに集まるクラスの子達。
その身長、後姿だけでもわかった。
そう、さっきの小瀧くんだった