• テキストサイズ

I…

第3章 受け入れざる世界。




『あぁ。』


少女の心の声がした。


私は親に捨てられた。

一人になってしまった。

いや、元から一人だったのだ。



『……ひとりじゃなくなるの?』


うそでもいい。

私を見て、私を一人にしないで。


『これからたくさんのものと出会うよ。
さぁ、今は眠るんだ。』


私にはこの人のとこしかないんだ



『最後に会いたかったな
けん、ひで』


ピキッ……………


少女の眼は赤く染まった。



/ 157ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp