第3章 受け入れざる世界。
「待ち合わせ時間から20分経過」
「おい」
いつもより早い出現に金木は驚いた。
「トーカちゃん今日は早………?
どうしたの?その荷物」
トーカの持つ大きな紙袋に目をつけた。
「ふ く
今からこれに着替えて
借りもんだから汚すなよ」
それから二人は駅のトイレで着替えた。
「サイズ合ってんじゃん
これなら不自然じゃない
顔もガキっぽいし」
トーカは金木の顔をまじまじと見る
「でも
もうちょっとイメージ変えたい所ね」
ガッ
「うわっちょ!?」
トーカは頭をつかみグシャグシャとなでくりまわした。