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誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】

第17章 夏の想今照 前編


和葉を先頭にウォータースライダー台へと上がっていった。スタートへ身体をおくと平次は和葉を包み込むようにして座り和葉の手をぎゅっと握った。
「ほんなら行くで!」
平次はそう言うと勢いをつけて滑りだした。
「ひゃーっ!」
スピードは徐々に加速し、そのたびに楽しさが増していく。そして、ゴールが見えてきた。
バシャンー
2人同時にプールへ落ちた。何故か平次は鼻を押さえ苦しそうにしている。
「どうしたん?平次」
「今、落ちたとき鼻に水が大量に入ってしもたんや」
「なんや~。ドジやなぁ」
「誰がドジやと?!」
そう言って平次は和葉を追いかけ回した。走っている途中、和葉は若い男性三人グループの一人に激突してしまった。
「うあっ!すみません」
和葉はそう言うと男はじらっと和葉を覗き込んできた。
「ええよ~。そんなんより、これから俺らとデートしような」
「え?!」
男達は和葉の腕を掴み身体の方へとひっぱってゆく。
「ちょ!ちょお!止めてっ!」
和葉は必死で抵抗するが水の中のため、身動きがしにくい。
「あかん!あかん!ほれ、じっとするんや!」
男は和葉を引きずっていく。その時、横から何かの衝撃が走り、男は水の中に倒れ込んだ。
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