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誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】

第14章 暗闇の中で…


校門を入っていくと職員室の灯りが目立って見えた。雨はさっきよりも強くなっている。そして雷が鳴り始めていた。平次も既に学ランがびしょ濡れだった。
「俺もついでに着替えよかな。確か教室に体操服あったし」
「そやね。平次も風邪ひいたらあかんし」
2人は先生たちに気付かれないようこっそりと教室に入っていった。
「なんか頭拭くもん無いかなー?」
和葉は髪を結んでいたリボンをほどきながら言った。
「そやなー。保健室ならタオルあるで」
「ほんならちょっと保健室行ってくるわ」
「待て!俺も行く!」
薄暗い教室から着替えだけを持って保健室へ向かった。
ガラララー
保健室内は暗くしんとしている。電気を付けてタオルを探していると突然、電気が消えた。
「え?何?何?」
和葉が慌てていると校内放送が流れてきた。
~だだ今雷によって停電しております。停電が直るまでしばらくお待ちください~
「なんや。停電か。せやけど困ったな。これやったら暗くて手元が見えへんおまけに外、暗いしカーテン閉まってるし…」
「停電直るまでおとなしゅー待っとくか」
平次は保健室のベットに腰掛けた。すると手に何かが当たった。
ーピピッー
「ん?なんや?」
しばらくすると保健室中が氷に包まれたように寒くなっていった。
「な。何でこない寒いねん!…あれ?」
平次は何かに気付きさっき手に当たった物体を手探りで探ってみた。よく見ると…
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