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誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】

第13章 救ってくれたモノ


新年パーティーが始まって二時間ぐらいした頃、事務所の下の方から大きな足音が聞こえてきた。それはみるみる上に上がってくる。さっきまで笑い声が響いていた部屋に一度、沈黙が訪れた。
ドンドンドンドンッ-
お大きなドアを叩く音がして小五郎が出ようとするとそれを待たぬように1人の男が入ってきた。「たっ!助けてくださいっっっっ!!」
いきなり大声で男は叫ぶ。
「落ち着いてください!どうしたんですか?」
小五郎が冷静に対応した。
「あ、あの!人が!人が刺されたんですっ!」
「「えっ!!!」」
場にいた皆が声を合わせて驚いた。
「どこに刺された人がいるんですか?」
「すぐ隣の工事現場です!とっ…とにかく、来ていただけませんか?!」
涙ながらに男は訴えた。
「警察と救急には連絡しましたか?」
「はい!しました。今、警察の方が現場を調べてます。でも…」
「どうしたんですか?」
「犯人が僕の兄で刺されたのが僕の彼女なんです…。だから何としてでも兄を捕まえてください!まだ近くにいるはずです!」
「…分かりました。車で一緒に探します。お兄さんの特徴を教えてください」
そう言って小五郎は男から犯人の特徴を聞き出すとブラウンのコートをはおった。
「それじゃあ、この人と犯人探してくるからお前たちはここでまってるんだ」
「アホなことゆうなや。この西の高校生探偵、服部平次様を忘れとるやないか!俺も一緒に行く」
「俺も行くに決まってるだろ!」
新一は声を強くして言った。
「うん。分かった。他の皆はここで待ってるように」
そう言い残し、小五郎らは犯人を探しに行った。
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