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誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】

第11章 それぞれの未来


in平次の部屋
深夜1時。平次はベットに寝転び布団を喉までかけずっと目を開いて天井を見ていた。
(ヤ…ヤバい…。和葉に今すぐ会いたい。そやないと俺…このまんま寝られへん…)
その思いが強くなりとうとうベットから起き上がってしまった。服を即座に着替えると親にバレないようそっと家を出た。向かった先は和葉の家。

その頃…in和葉の部屋
(平次…寝てるかな?あたし、寝られへんしちょっと平次の家行って脅かしたろ)
そう思いながら和葉は部屋の窓を開けた。外は静まり返っていて暗い。玄関からでると親にバレてしまう可能性があるので和葉は二階の自分の部屋から屋根を辿って外に行くことを試みた。
ガラガラッー
部屋の窓を全開に開け屋根に足を掛けた。すると家の前の道に一人佇む人影が見えた。よく見ると…
「平次_…」
和葉はぽつっと呟くとその声に気付いた平次が和葉に手を振った。
「和葉!お前そんなとこで何してんねん」
屋根の上に乗っている和葉に平次は言った。
「平次に会いにいこー思て。平次こそそこで何してんの?」
「奇遇やなぁ。俺も和葉に会いにきたんや」
和葉は無事地上へと降りると平次の元へ駆け寄った。
「ありがとう…。平次。会いたかったぁ」
そっと和葉は平次を抱き締めた。
「大げさやな。今日、会ったやないか」
「だって、毎日会っても足りひんのやもん。平次はそうやないん?」
「…まぁ…そういうことにしとくか」
そんな会話をしながら2人は電灯の光だけが目立つ夜道を歩いた。
「なぁ。平次。あたしらどこ行くん?」
「さぁ。どこ行こやろ」
「どこやろって…。こんな夜中じゃどこもやってんのちゃう?」
「う~ん。……ん?待てよ。やってるとこあるで」
ピタリと歩くのを止め、平次は言った。
「ラブホや」
「はぁ~?ラブホ~?」
「せや。今日の昼休みん時、お前に寸止めされたし丁度昨日で和葉、18歳になったしな」
「ん~。でもあたしお金もってきてんから」
「俺もや」
そう言って2人は結局元来た道を辿り平次の家へ行った。
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