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誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】

第11章 それぞれの未来


noon recessa~昼休み~
「おい。服部。お前ならどういうタイプがキスしやすいんや?」
平次の周りには男友達が寄ってたかって平次に聞き攻めていた。
「はぁ?なに聞いとんねん」
「せやからお前のキスの相手のタイプや。……まぁ、お前にとっちゃあ遠山やと思うけど」
「またそんなしょーもないこと考えよってからに…」
呆れながら平次は大きくため息をついた。
「おい。答えろよ。服部~」
男友達は目を光らせて平次の回答を待っている。
「まぁ。和葉の場合、俺より身長低めで目がくりっとしとって…」
「ん~。お前、羨ましいな!ほんまリア充はアカンはっ!」
「お前らも彼女はよ見つけんかい」
「あ~。その言い方浮気常習犯みたいな口調や!さては…遠山だけじゃなく他にも女いるんやろ?このドスケベ!」
一人一人目を細めて口を揃えて平次を浮気者扱いした。それを聞いていたB組の女子が平次に冷たい目を向ける。
「服部くんサイテー!和葉かわいそう!」
その女子の言葉に男子たちが調子に乗って大声を教室中に撒き散らした。
「「みなさーん。服部くんは遠山の他にも違う女がいっぱいいまーす!」」
教室中にその声は響く。
「アホ!止めんかいっ!嘘ゆうなやっ!」
慌てて止めるも男子たちは聞かない。ふと平次は教室の入り口に視線を向けると女子生徒と女子生徒の間から和葉がこちらを見ているのが分かった。
「あっ!!…和葉!」
気付いたときには時は遅く和葉は走って教室を出て行った。
「ちょお待てぇぇー!和葉っ!!」
平次は必死で和葉を追いかけた
(平次が浮気者やったやなんて…。ほっんま今日、運悪いわ……)
涙ながらに和葉は廊下を走り続けた。その後を平次は必死で追いかける。やっと体育館の所で和葉を掴まえることができた。離さないようしっかりと手を掴む。
「もぉ。嫌や。離して!この浮気者!」
和葉は身体をジタバタさせる。
「アホ!動くな!俺の話し聞いてくれや!」
「嫌っ!聞いたらもっと悲しいなるもん!」
「嘘やて!あいつらの嘘!何で俺が浮気なんぞすんねん。俺が愛してるんは和葉だけや」
その言葉に和葉は抵抗するのを止めた。
「え…?ほんま?」
「ほんまに決まっとるがな!ったくー相変わらず冗談の通じんやっちゃなぁ」

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