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誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】

第10章 2人の願い事


修学旅行当日。京都へ向かうバスの中は皆、テンションが高くにぎわっている。
「おい。服部」
そう言って話しかけてきたのは平次の座席の隣に座っている田中だった。
「ん?どないした」
「お前、ついに遠山とヤったか」
「な…//何アホなこと言うてんねん」
突然の質問に平次は顔を赤くする。
「とぼけても無駄やで!この前、遠山、お前んちに泊まりにきたんやろ?夜、あんなことやこんなことをしたんとちゃうんか?」
「そっ…そないなことするかっ!ボケ」
(まぁ…しそうになったけど)
「ええ!?積極性の無い奴やな!男ならがっと行かな」
「ふん。積極的にいったわい。やけどあいつに断られたんや」
「へぇ‥。なーんや。童貞卒業も難しいもんなんやな」
「じゃかあしいっ!お前も童貞やろが」
平次は田中とバスの中で言い争った。
京都に着くと各自自由行動のためそれぞれ色々な観光地を見回った。
「うわぁ!見てみ!平次!メッチャ綺麗やで!」
金閣寺を指差しながら和葉ははしゃいでいた。
「お!本間やなぁ」
(ま、俺は正直、金閣寺よりもはしゃいでる和葉みとる方がよっぽどおもろいけどな)
平次は心の中でそう思っていた。

in清水寺
「なんやこれぇぇ!」
和葉率いる女子連中が清水寺まで続く百段もあるだろう階段を見て驚きの声を挙げた。
「えぇ~。こないのぼらなあかんの?メッチャ疲れるやん」
そう女子同士で話していると後ろから平次率いる男子連中が女子たちを抜かしていった。
「こんなもんに文句ゆーてたらこの先死んでまうで」
そう言って男子らは階段を何食わぬ顔で登っていった。
「ふんっ!なーにが死んでまうや。こんなもん位楽勝やし」
和葉は平次に負けじと階段を駆け上がった。
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