誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】
第1章 静寂な夜に…~平次の告白~
「聞いてみたら?」
和葉は少し考えたが話の話題を変えた。
「あ、それより蘭ちゃん。ここ露天風呂あるんやな。あたし行ってくるわ」
そういって2つある露天風呂のうち右側の露天風呂のドアへと和葉は歩いていった。
「あ、!和葉ちゃん!そっちは…」
蘭が何かを言っているのに気付かず和葉は露天風呂に入っていった。
「あっちの露天風呂は混浴なんだけどな…」
和葉がいなくなった風呂で蘭はポツリとつぶやいた。
in 露天風呂
カラカラッー
和葉は短いタオルを持って露天風呂へ入った。周りには客が嘘かのようにいない。
「あれー?おかしいな。中のお風呂にはぎょーさん人いるのに何で露天風呂に人いてへんのやろ」
そういって湯につかり何気なく露天風呂の看板を眺めていた。するとそこには……
ーこの露天風呂は男女混合の混浴風呂ですー
と書かれていた。
「えっっっ!!」
和葉は急いで風呂から上がり露天風呂の出口に行こうとしたその時…。
カラカラッー
和葉の見慣れた色黒の青年が入ってきた。和葉は恐る恐る顔を見上げると
「……?!!」
「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!」
恐るべき大声で和葉は叫んだ。その衝撃で胸元までかけてあったタオルが床に落ちる。熱を持ったように和葉の全身は赤くなっていった。
「うわっ!なっ…/////かっ…和葉やんけっ!な、なんでお前……//こんなとこに…いとんねんっ」
平次も顔に火がついたように熱くなった。
「もっっっ………/////平次…………/////変態っっっっっ!!!!!!!」
そう言って和葉は半泣き状態になりながら平次の右頬をおもいっきりビンタした。
「なっ。何で叩かれなあかんねん」
「もうっ!……平次なんか知らんわっ!」
和葉は怒って落ちたタオルを目にも見えぬ速さで拾い上げ露天風呂をでようとした。すると、平次が和葉の右手をぐっと掴んで引き止めた。
「ちょい待てや。せっかくの旅行なんやし一緒にはいろーや。裸の付き合いちゅーのも良いやろ?」
平次の言葉になにも言い返せなくなった和葉は勢いで「_うん。」と言ってしまった。
そして再び湯に浸かる