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誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】

第4章 特別な試合


「おばちゃん!次やで!平次」
前の西神高校と白河高校の準決勝が終わり、いよいよ改方学園対東中高校の準決勝になった。観客席の下からは改方学園の剣道部が垂れ幕を掲げて応援している。平次は手ぬぐいを頭に巻き面をかぶりコートへ上がった。
「よーい。はいっっ!」
審判の声と同時に平次と相手側の竹刀が匠に動く。
「平次ー!がんばれぇー!」
誰よりも大きい声で和葉は応援した。それに答えるかのように楽々と平次は一本とった。
「面っ!」
その勢いで次も一本とり勝利は改方学園のものとなった。歓声があちらこちらで上がっている。
「やったあぁぁ!」
「平次。さすがやなぁ」
和葉と静華も大いに喜んだ。平次は試合が終わると面をとり、観客席にいる和葉に向けてピースサインした。
「問題は次やなぁ」
静華は下を向いて和葉に言った。決勝は平次のライバルである京都西神高校の沖田。
「大丈夫やって。平次、きっと勝ってくれるから」
「そぉやな」
和葉はさっきよりも強く御守りを握った。
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