誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】
第20章 新たな命 ー希望ー
ほんならまずはオトンとオカンに報告せなアカンな」
「うん」
二人は気持ちを整えてリビングに向かった。
仕事から帰ってきた平蔵がソファーに座ってテレビを見ている。
「おお。和葉ちゃん。何や、来てたんか」
「お邪魔してます。おじちゃん、おばちゃんは?」
「静なら洗濯物取りに行ったけど。何か用事か?」
平蔵は何かと不思議に思った。
「大事な報告があんねん」
真剣な顔で平次は言う。
「あぁ。分かった。静、呼んでくるわ」
そう言って平蔵は廊下の方へ出た。
「心の準備はええか?」
耳元で平次は和葉に小さく問いかけた。
「う…うん。大丈夫」
そうしていると静華と平蔵がリビングに入ってきた。