誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】
第20章 新たな命 ー希望ー
「あたし…昨日、病院行ってきたん。そしたら‥妊娠2ヶ月やて」
和葉は赤かくなった顔を平次に見られないよう下を向いて言った。
「えっ…?!!妊娠2ヶ月って…。俺と和葉の子が?」
「そうに決まってるやん…」
平次はそれを聞くと和葉をぎゅっと抱きしめた。
「嬉しい!メッチャ嬉しいで!和葉!!俺らの子が今、和葉のお腹ん中にいるんやな」
平次の言葉に和葉は耳を疑った。
「え‥?嬉しいん?」
「当ったり前や!俺と和葉の子やで?」
そう言われた瞬間、和葉の緊張が一瞬でほぐれた。
「ありがとぉぉぉ!平次ぃ!!もしかしたらおろせって言われるんかと思た。ホンマ、良かった~」
「アホ。俺がそないなこと言うわけあるか!俺は和葉が一番大切やねんから」
「ありがとう!…あとな、もう一つ報告することがあって…」
「何や?」
平次は生唾を飲んだ。
「お腹の子、双子やねん」
「ええええええええええ!!!双子やてっ!凄いやんけっ!!ありがとうな」
「ううん。平次も喜んでくれてありがとう」
二人は喜びに浸り、自然に唇が重なった。