第2章 願望夢
6月のある日だった。
宍戸は跡部に、レギュラーと試合をさせて欲しいと頼んだ。
長太郎は宍戸がレギュラーに試合を申し込むつもりだとすでに聞いていたが、他の部員は皆、驚いていた。
もし試合に勝ったとしても、監督がもう一度宍戸を使うかはわからなかったが、跡部は試合をすることは認めた。
そして、試合は行われ…
宍戸は正レギュラーの滝を6-1で破った。
それでも監督は宍戸を使おうとはしなかった。
一緒に特訓をしてきた長太郎にはそれは納得できなくて、気がつけば宍戸と一緒に監督に頭を下げていた。
自分がレギュラーから落ちてもいいとまで。
宍戸はけじめのため、自分の髪を切った。
跡部からも監督に頼み、宍戸はレギュラーに戻った。
関東大会まで約1ヶ月。
鳳、宍戸の新しいダブルスが生まれた。