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闇の底から

第6章 葛藤


コンピューターのキーボードを叩く無機質な音が響きわたる。時折何かを考え込んでいるかのように止まり、そして再び動き出す。ひたすらそれを繰り返す。

公衆衛生に関するレポート

そう名付けられたファイルの正体はそんな真面目なものでなければ、提出用でもない。

念には念を。

USBメモリに移してから完全消去。

誰に何処でどういう目に遭わされるかはわからない。

自分が今までしてきたことがブーメランの如く返ってくるなら明後日の方向に投げるか沈めるかしかない。
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