第2章 現在と現実
リヴァイの部屋は白を基調としていて
掃除が隅々まで行き届いている。
それは…昔も変わらない。
キッチンにあるテーブルに制服のジャケットとカバンを置くとその横の椅子に座った。
1人には…広すぎる。
…兵長はこんなところで1人で住んでいて寂しくないのか…と、エレンは思った。
物音一つしない静かな空間だった。
その時、玄関のチャイムが鳴った。
キッチン横のモニターに映るのは…
ハンジだった。
『ハンジさん!?』
急いで玄関を開けるとエレンの姿に驚くハンジ。
「うわっ。エレン!リヴァイの家にいたの!?」
『いえ、さっき来ました。』
「リヴァイいる!?」
まだ…と答えると少し慌てているように感じた。
頭をボリボリとかくハンジ…何かを考えている証拠だ。
「ったく…どこいったんだよ…」
『え?兵長いないんですか!?』
「そうなんだよ〜、大事は打ち合わせがあるのに
連絡つかないっ……ってエレン!?」
エレンはハンジの話も聞かずに飛び出した。
…兵長に何かあったんじゃ!?
エレンはリヴァイのいそうな所なんて
何一つわからなかったが…それでも走った。