第2章 現在と現実
エレンは学校にへと向かった。
行きの電車の中でリヴァイの番号を登録する。
心なしか顔が緩んだ。
【兵長】と登録するスマホをまたカバンにしまった。
学校に着くと心配そうにアルミンが駆け寄ってきた。
「エレン!どうだった?昨日…。」
『あ?あぁ…兵長の家泊まった。』
「えぇ!?なら…もしかして…」
『ちげぇーよ。そんな事にはならなかった。』
アルミンは大きく息を吐き出し安堵した様子だった。
「ミカサも、心配してたよ。」
『…あぁ。』
そう言うと、自分の席へと座った。
リヴァイはエレンのことを覚えていない。
それはどうしようとも、変えられない現実だ。
でも…番号も知れたし、鍵だって!
今、俺が持ってるんだぞ!っと自慢したい気分だった。
…少しは…進めたんだ。
エレンはそう自分に言い聞かせた。
そして…学校が終わり、
校門の前でエレンはリヴァイに連絡をした。
何度目かのコールでリヴァイの低い声が聞こえた。
「はい。」
『あっ、エレンです。』
「あぁ。」
『学校…終わりました。』
「そうか…。あっ?ちょっと待てよ…?
あぁ…それだ。あ?待て、俺が行く。
エレン…仕事がまだある。
その鍵使っていいから待っとけ。いいな?」
『えっ?良いんですか!?はい!!』
エレンは元気よく返事をすると電話を切った。
そして、足早にリヴァイのマンションへと向かった。