第1章 シェアハウス
「ッ、ぁあ、う」
どれくらいの時間が経ったのか、俺は自分の口から漏れた吐息混じりの声と与えられたことのない刺激で飛び起きた。…と言っても変わらずJが俺を押さえ込んでいるから身体を捩じっただけ。
「失神するほどいい?」
目の前でキリッとした顔立ちのJが悪魔のような笑いを浮かべている。聞いてきたにも関わらず俺が答えるより先にJは俺の身体に更なる刺激を与えた。
「ん、あッ」
俺が失神していた間もずっとナカを拡げていたのか、Jは何本か挿れていた指をゆっくり抜いて代わりに何かを勢い良く突っ込んだ。J自身ではない、なにか。
「ん、ッ!まって、嫌だ!」
俺の悲痛な叫びと脚をばたつかせるという微かな抵抗は虚しく、Jは俺のナカにバイブを挿れた。
「拡げた甲斐があったよ…今から気持ち良くしてやるから安心して?」
そう言ってさっきの悪魔のような笑いから一転、いわゆるテレビで見せるような天使の笑顔の松本潤がいた。