第2章 おとうとびお カレー
「…カレーうめぇ。」
「…ガキか。」
ポツリとつぶやくと、飛雄は指をさしてくる。
「あ?インド人も食ってるだろーが。カレー。」
「うん、まぁそうだけど。飛雄のカレーにまだ甘口混ざってるんだよ?」
「えっ…」
「…冗談」
「うぜー。」
そんなことを挟みながら
飛雄は3杯目である。
「食うねぇー。成長期成長期。」
「ふつーだろ。動いたら腹減るし。」
「そんな食わないよ。それで5杯目くらい?
よく太らないねー。」
「俺は縦にいくんだよ!」
飛雄は本当カレーが大好きだ。
飽きもせずガツガツたべる。
そこは、幼稚園の時とかわらないのか。