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心で繋がって〜失くして気付く重み〜

第5章 あなたの中の私たち


自分でもおかしいくらい
心臓が脈を打っていた。

家に着くまでの間、
どうにかなりそうなほど
身体中の血管が激しく脈を打つ。

…何か忘れてはいけない何か…
俺はそれを忘れている。

後は…何が足りない。




家に着き、乱れた呼吸を正すため
玄関へと腰を下ろす。
それに気付いたリタが駆け寄ってきた。


「ハロルド!大丈夫?
兵団で何かあったの!?」

「大丈夫だ。」


「疲れてるのよ。少し休んで…」



俺の頭はどうなっている。
この生活に疑問を持たなかったはずじゃないか。
なのに…何だ。

俺はハロルドである事が
不信でしょうがない。



…会いてぇ…


ふと募った思い。
その思いが誰へのものかも解らない。

いや…解っている。

俺がリヴァイであるなら…
今この胸が無性に苦しくて、
会いたくて堪らないのは…


アイツだ。



ハンジだ。






…俺はアイツの向日葵のような笑顔を知っている。
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