第7章 あなたの帰還
…上半身裸のリヴァイがタオルを持ってこちらに歩いてくる。
細い腰からは想像がつかないほどの
逞しい体。
兵士を思わせる無数の傷と…ベルト痕。
幾度に渡る死線を潜り抜けてきた証。
…同じものが私にもあるのだけれど
重みも…覚悟も違うような気がする。
リヴァイは私の体をゆっくりと拭きながら
出来たばかりの腹の傷を撫ぜた。
「残っちまったな…傷。」
『今更…気にしたこともないよ。』
「そうだな…」
リヴァイが消えた壁外調査で受けた
火傷の痕も…消えることなく残っている。
『傷ならいくらでも作るさ。
リヴァイ…君が生きていてくれるなら。』
「クソメガネが…」
頬を緩ませたリヴァイが私にキスをする。
あなたの事は手に取るようにわかるよ。
だってあなたの心は私のものさ。
そして…
私の心はあなたのもの。
心は繋がっている…。
これからも永遠に…。
ーFINー