第5章 あなたの中の私たち
『ーーなぁ。リヴァイ。
いつか…この世が平和になれば…
私はあなたの子供が生めるだろうか?』
「はっ…その頃にはお前も俺も年寄りだろうよ。」
『アハハー!そうだよねぇ〜。
…欲しかったなぁ…子供。』
…なんだ…なんで俺とお前がいる。
なんでお前は俺を…リヴァイと呼ぶんだ。
『リヴァイ…』
『リヴァイ…』
『リヴァイ…
君も
生きて帰ってきておくれよ…』
「当たり前だ。」
…ハンジ…すまない…
ーー!!!!!!!
はぁ…はぁ…はぁ…
目を開ければいつもの天井だった。
横には心配そうに顔を覗き込むリタの姿。
「大丈夫!?ごめんなさい…私が無理をさせたから…」
目に涙をためて俺を見るリタは疲れているように見えた。
「俺は…どのくらい…倒れていた?」
「丸一日です…良かった。ハロルド…」
「リタ…俺は本当にハロルドなのか…」
「そうよ。ハロルドよ。」
…何だったんだ…あの夢は…
大きな溜息をつくと、またリタは泣いていた。