第5章 あなたの中の私たち
ギシッと狭いベットが軋む。
「はぁ…っハロルド…」
俺の腕の中で愛らしい声を出すリタ。
何度だって愛し合ったはずだ。
なのに…何故だ…
頭痛が酷いからか…
それとも…別の理由か…
俺自身は全くと言っていいほど
興奮を覚えることなく無反応だ。
申し訳なさから解らないように、愛撫を続ける。
「ハロルドっ…もう…もう…欲しいっ…」
リタが俺にキスを落とした瞬間…
俺はリタから離れた。
「ハロルド…?」
「すまない…体調が悪いみたいだ…」
俺のものが無反応だと察したリタは
そっとそれに手を伸ばす。
「っく…リタっ…」
「お願いっ…欲しいの…ハロルドっ…
私…あなたの子供が欲しいっ…」
その言葉を聞いた途端
激しい頭痛に襲われた。
「ーーーーっ!!!あぁっ…っくっあ…」
リタの横に転がる俺をリタは
顔色を変え何度も名前を呼んだ。
激しい頭痛の中で…
朦朧とした意識の中で見えたものは…
ハンジだった。