第4章 あなたと最初から
『君は
リヴァイだよ。
兵士長。』
そう言われた。
こいつの横にいるだけでさっきから
クソみてぇに頭が痛い。
なのに…何故だ。
リヴァイだと言われた瞬間
嘘みたいに頭の痛みがなくなった。
その代わりに生まれた目の前のこいつが
愛おしいという感情。
自分でも解らなかったが
気付いた時にはキスをしていた。
妻、子供がいながら何をやってるんだと思う。
夫がいる女に何をやってるんだと…
でも違う。
この感情はきっと…
俺がリヴァイだった時のもの。
目の前のハンジを大切にしていたはずだ。
愛おしいと毎日思い…この笑顔を守ってやりたいと誰よりも願っていたはずだ。
…愛していたはずだ。
俺がこの何ヶ月か…リタを思っていたように。
俺は知っている。
ハンジが路地から…俺の店から涙を流し出てきたのを。
リタが毎日、うるさいくらいに
調査兵団とは会うな…兵団には行くなと釘を刺していた。
だからこそ、何かあったんだと理解ができた。
案の定…もう来るなと言われたとハンジは笑った。