第4章 あなたと最初から
頭痛が酷く…思うように体が言う事を聞かなくなった。
それを、調査兵団のせいにしていたリタ。
たかが、花を買いに来て話をしただけで
調査兵団のせいにするのはおかしいと思っていた。
でも…今なら解る気がする。
俺が…リヴァイと言う男なのだとしたら。
記憶を戻されるのが怖くて…関わって欲しくなかった。
そして、ハンジの事を…愛していたのだとしたら、
ハンジはリタにとって一番の危険人物だ。
「俺は…誰だ。」
そう呟くとまた頭がズキっと痛んだ。
どうして…こんなに辛い。
ハンジを抱きしめたいと思う…?
どうして今俺は…ハンジの夫に嫉妬をする?
リヴァイだと言われても記憶は何一つ戻ってきやしない。
それどころか…頭が余計に悶々するだけだ。
項垂れていた頭を上げると丘の下から
走ってくる二つ人影。
1人はハンジだと思うが…
もう一人は…団服らしい。
徐々に近付く影に俺は驚いた。