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心で繋がって〜失くして気付く重み〜

第4章 あなたと最初から



街には結構な人がいて
人目を避ける場所を探しているうちに
もう調査兵団の近くまで、来ていた。

その近くの…丘まで私はハロルドを引っ張る。
ここは…時々リヴァイとも来たところだ。
…何故こんなところに来たのかは今になっては解らない。



「ハンジ…どこまで行くんだ。」

『もうつくよ…』


大きな樹の下で止まり私は腰を下ろす。

『ここだ。』

そう笑うとハロルドは少し顔を歪め
同じように隣に腰を下ろした。



しばらく沈黙が私たちを包んでいた。


『無事…帰ってこれた。』

その沈黙を先に私が破る。
ハロルドは私の腕に視線を移し
「命だけは…ってところか」と短く笑った。





『リタに…もう来るなと言われた。』


ザーッっと、風が私たちに吹き付けた。

「そうか…」


『頭痛…酷いんだってな…』


「それも言ったのか…リタは。」


『うん。今、君を失う訳にはいかないらしい。』






お互い…何も話さない時間の方が長かった気がする。
それでも二人きりの時間は…心地よかった。



「思い出そうとすると…いつもそうだ。
酷く…頭痛がする。

なぁ…」


よう言われハロルドの方へとむくと
彼もまた私の方を真っ直ぐ見つめる。



「俺は…誰だ?」





『君は……






ハロルドだろ…』




リヴァイ…君には…

どうか…

幸せに生きて欲しい…
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