第1章 あなたの死
それから…一週間たって
また一週間たっても…やっぱり
リヴァイは生きて帰ってはこなかった。
どこかで期待していたのだと思う。
ヒョコッと「チッ…」と舌打ちをして
まぁ、捻挫くらいはしながら帰ってくるんじゃないかと。
ハンジの体調も回復して…
前回の壁外調査から一ヶ月後。
リヴァイの遺体だけでも…と惜しむ声が多く、
壁外調査を兼ねて…遺体回収の遂行が
エルヴィンから下された。
『モブリット…聞いたか?
今の作戦会議。遺体回収だってさ…
誰の遺体なんだろうな…』
「……………」
わかっていた。
モブリットが言おうとしている名前も…
私が思い浮かばせている名前も…
リヴァイだってこと。
「…分隊長はまだ…傷が癒えていません。
参加を自粛なさってもいいかと…。」
『体の傷は癒えているのにな…』
食堂に着くと、奥の机に
104期生の面々が座っていた。
そして私が入ると…
みんなが一斉に顔を崩すのだ。
なんて声をかけたらいいのか解らないと
顔に書いてあるようだった。
15歳の若者には…まだわからないか…