第1章 あなたの死
「少しはおとなしくしてろ。
萎えちまうだろうが。」
そのままソファーへと押し倒される。
ボスンと反動で二人が少し跳ねた。
『なっ…!萎えるって何だよっ。』
「はぁ?カマトトぶんな。初めてじゃねぇだろ。
俺がお前の初めてはもらってやっただろ。」
『そっ…そうじゃなくて…リヴァイ!
明後日は壁外調査だ!』
「…わかっているが。」
リヴァイの端正は顔が近付き
私の首筋に顔を埋めペロっと舐め上げる。
変な声が出そうになるのを抑え
無駄な抵抗とわかっていても悪足掻きをした。
バタバタと足を動かす私を見て
再び舌打ちをすると。
「ハンジっ…!」
少し荒ぶった声で私の名を呼ぶ。
見下ろされた私は視線さえずらす事が出来なかった。
「…何もしねぇ。何もしねぇが…
ハンジよ…。
…死ぬなよ。」
『はっ…どうしたの?やっぱり変だ…』
私の少しごわついたり髪を撫で彼は
今まで一度だって言わなかった言葉を吐いた。
ー愛してるーと…。
目を見開いた私を見て、リヴァイも目を逸らした。
ー私もだよ…リヴァイー
そう心の中で呟いて
彼の頬に手を這わした。
『約束するよ。私は…死なない。
だから、リヴァイ…
君も生きて帰ってきておくれよ。』
「当たり前だろ…」
リヴァイはおかしかったんだ。
『酷いじゃないか…約束破るなんて…』
私は声にならない嗚咽をのんで
シーツをギュッと掴んだ。