第4章 あなたと最初から
その後の事は、自分でも驚きの連続だった。
乱暴さが滲み出ていたリヴァイが
一人の女にアレほど優しくできるもんなのだと。
そして、どれだけ優しくされていても
初めて経験する行為がアレほど痛かったとは。
『痛っい…リヴァ…あっ。ヤダっヤダ』
「くそッ。ハンジ力を抜け。暴れるな。」
バタバタと足をバタつかせ
いい大人が恥ずかしいもんだ。
今思い出せば何て滑稽は事だろう。
痛がる度、私が苦痛の表情を浮かべる度
彼は私の額や頬にキスを落とした。
言葉なんて何もない。
けれども確実に感じた彼からの愛。
リヴァイの白いシーツを私の初めてを現す血液が
赤く染めて行く。
その赤をみたリヴァイは本当に嬉しそうだった。
情事が終わってもあまりの痛みに動けなかった私を
リヴァイは、そっと後ろから包み込んでくれた。
私の首筋や肩にそっと口付けしながら。
小さいながらも筋肉は人一倍付いていて
ガッシリとした体格は人類最強を物語っている。
地下街出身という事もあって、
日の当たらない所で育ったリヴァイは
私よりも肌の色が白かった。
「すまないな…ハンジ。」
後ろから聞こえた謝罪の言葉。
『何がだよ…』
「余裕がなかった。お前を…傷つけただろう。」
『何の心配だい?傷ついていない。
これはあなたが初めてだと…
あなたに全てを捧げたという証拠だよ。』
そう言うと彼の私を抱きしめた腕に力が入った。
…あぁ。私はリヴァイを愛している…
そう初めて実感した日なのだろう。