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心で繋がって〜失くして気付く重み〜

第4章 あなたと最初から



『エルヴィン…これは…』


「見覚えがあるだろう。
片付けられたはしたが君たちの思い出の部屋だろう。」


…この鍵は兵士長である人物が与えられる鍵。
つまり、リヴァイの部屋の鍵だ。


ジャンとエレンと片付けられた
もう、何も残っていない部屋。
けれど、そこに思い出はちゃんとあるのだ。


『ありがとう…』


そう言い残し私はすぐ隣の部屋へと向かった。




カチャ…と軽い音がして扉が開く。
灯りを灯すと、何もない殺風景な部屋だった。
リヴァイが使っていた机。
その上には綺麗な花が飾ってあった。



『えっ…』


この花には、身に覚えがあった。


『これは…』


そう。初めてハロルドの店に行った時
私はリヴァイへの花をハロルドに頼んだ。
ハロルドはリヴァイの存在も…知らないままで
それが自分だとも解らないまま

リヴァイのために見繕って作った花束。



それと同じものがここにある。




『な…ぜ…』


それと同時にフワッと誰かが
私を抱きしめる。



「ただいま…」

その声を聞いて何故だか涙が溢れてくる。

『止めてくれよ…身長がリヴァイとは
近いすぎるだろ。






…エルヴィン。』



「バレていたか。」


私が振り向くと少し肩をすぼめて
エルヴィンが、笑っていた。
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