第4章 あなたと最初から
『ねぇ、エルヴィン。どうして…
ハロルドに会わないの?』
私はずっと思ってきた疑問を彼に投げ掛けた。
エルヴィンは私に視線を移し少し目を細めた。
「ハンジ…気付いていないのか?
私は、君よりもリヴァイを愛しているよ。」
その唐突な言葉に
持っていた本を落としそうなった。
『なっ…なんだよソレ…笑えないよ』
「ハハハっ。そっちの趣味がある訳ではない。
慕っているのだよ。リヴァイを。誰よりも。」
『エルヴィン…』
私は読んでいた本を畳み、
ソファーにしっかりと座り直し彼を真っ直ぐみたい。
「ハンジ…もしも、そのハロルドに私が会えば
私は何としてでと連れ戻すだろう。
それが本当にハロルドだとしても。
リヴァイがいないなんて…私も考えられないさ。
だからこそ…会ってはならないと思っているよ。」
『…そうだね。エルヴィンならそうするな』
「明日、無事に帰って来ることが出来たら
私もハロルドに会いたいものだ。」
そう笑い、エルヴィンは私に一つの鍵を投げた。