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心で繋がって〜失くして気付く重み〜

第4章 あなたと最初から




………そして、一週間後。

私は1人、私服でハロルドの花屋へと来た。
顔がすでにバレているため…
私が調査兵団だと言うことは隠せない。

迎えてくれたリタはやはり
曇った顔を私に向けた。



「いらっしゃいませ…」

『こんにちは。ハロルドはいる?』

「…はい。おまちください。」

奥にいるのであろうハロルドを呼ぶと
しばらくしてハロルドは表に顔を出した。

私の顔を見るなり少し…驚いていた。


『やぁ。ハロルド。』

「あぁ。」


「…花か?」

『あぁ。送りたい人がいる。』





しばらく沈黙が続いた。
俯くハロルドは、何かを考えているのか?


『ハロルド…?』


「旦那にか…?」


…えっ?


頭が混乱した。
確かに…モブリットに買う為に今日はここにきた。
けど…夫婦だなんて言っていないし
第一…先週は私はここに顔を出していない…

なのに何故…旦那がいるであろうと思う?
何故…だ?



「お前が…その角に立ってたのを見た。
先週…旦那がここに来ただろう。」

『えっ…見られてたのか…』

「あぁ。」

『あの花束…ありがとう。素敵だった。』


「…なら良かった」



本当は違う。
私はモブリットの、妻なんかじゃないと言いたかった。
本当は…あなたの恋人だったのだと…。
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